ベッド上でのリハビリではなく、起立などの重力に抵抗するリハビリの重要性
入院中は歩いたりが出来ていたのに...
自宅に帰ると病院と同じようにリハビリが行えるのか?
実際、病院ではほぼ毎日出来ていたリハビリが自宅に帰ると訪問回数にも限界があり、病院と同じようには難しいのではないか?
特に介助負担が多い方だと、自宅での積極的なリハビリは難しいと考えておられる方や家族も多いと思います。
週数回のリハビリをベッド上だけで行ってしまうと拘縮の予防等にはなりますが、負荷量が少なく筋力はどうしても落ちてしまいます。
そこで!!!
てるてるぼうず訪問看護リハビリテーションでは、リハビリスタッフだけでなく、看護師もリスク管理を行いながら、積極的に起立・着座訓練を実施しており、少しでも筋力の維持向上に努めています。
起立・着座訓練は、安全に行うことができ、筋力増大にも効果絶大!!!!
<効果として>
1.筋力低下の予防、運動機能の向上、関節拘縮の予防
安静時が長くなればなる程、筋力が落ち、筋肉が固くなり、関節の動きが悪くなります。そして、一度拘縮
を作ってしまうとなかなか治りません。また筋力を戻すのにも時間がとてもかかってしまいます。
2.認知機能の低下の予防や精神的にも好影響
筋力トレーニングの臨床効果として、抑うつ症状の減少や自己効力感の向上、気力の改善などがあげられま
す。
3.排便・排尿障害を改善する
排泄などの動作が出来るようになりたいという訴えは多いです。筋力を向上をしていくことで、動作の獲得
につながります。また、腸の動きが促され便秘が改善します。
4.肺炎の予防
活動性の低下から誤嚥による肺炎のリスクも高まる。食事の姿勢保持にも筋力が関係するため誤嚥のリスク
を軽減し肺炎の予防になります。
5.深部静脈血栓症の予防
動くため血栓ができにくくなります。
6.骨粗鬆症の予防
骨に刺激が入るため、骨の代謝を促進されるため骨が強化されます。
7.バランスの改善
起立と着席は、体のバランスを乱しながら行う運動であるためバランスの訓練にもなります。
などなど起立・着座訓練は、様々な良い影響を体に与えてくれます。
表の1は、筋電図という筋肉が使用されていれば波形が振れるようになっています。表を見て頂くと歩行や立位保持よりも、起立・着座時の波形が大きくなっていることが見受けられます。
そして、表の2では、筋力訓練訓練の推奨具合を書いてあるものになります。Aの評価はなかなかつくことはなく、科学的根拠がある場合につきます。
それほどまでに筋力訓練は推奨されています。
起立・着座訓練は、慣れてくると自主トレーニングとして一人でも行えるようになってきます。
自宅に帰られてからも筋力が落ちないように、安全に私たちと一緒にリハビリをしましょう!!!
リハビリ、まだまだ空きがありますので、ぜひ!てるてるぼうず訪問看護リハビリステーションにお問い合わせを \(^▽^)/