訪問看護

投稿日:2020年12月6日

ACP

早いもので12月も1週間が過ぎました。

てるてるぼうず訪問看護リハビリステーションでは、先日スタッフ全員でACPの研修を受けました。コロナの影響もあり、今流行りのZOOM研修なるものでした。

 

ACPは私自身学生の頃には無かった概念なのですが、アドバンスケアプランニングというものだそうです。研修後、自分でも参考書を購入してみましたが、その患者が今後の治療・療養について家族と医療従事者と本人も交え、あらかじめ話し合う自発的なプロセスと記載されていました。人生会議と述べる事もあるそうです。研修を聞きつつ参考書を読んでみると、なるほど確かに病棟でも在宅でも人生の最終段階に向かう過程で選ぶことができる自由、つまりは療養場所や環境、日常生活から排泄まで、それらが徐々に「選ぶ」ことが出来なくなると思いました。

 

自分自身病棟勤務の頃は外科だったこともあり、救急車で運ばれた患者様に対して、医師から諸々の説明を受け、早ければ数分で終え家族が同意書に著名する場面をしばしば見てきました。その頃にあったのはACPではなくADという考え方でした。しかし急性期や終末期においては、治療方針の決定や意思の確認等を本人に出来ないことの方が多いことは容易に想像できます。

少し脱線しますが、当時は丁度ドナーカードが少しずつ認知されていた頃で、意識の無い方がどの様な希望を持っているか、カード1枚を見つけてもらえるかもらえないかで臓器提供を待つ他人の人生までもが大きく変わる、怖い世の中だと思ったことを覚えています。

 

話を戻しますが、そういった経験から考えると、事前に自分の希望を選択することは当然の権利であり、あって然るべきものと思います。しかし、どのタイミングで行うのか。おそらくですが、早すぎても遅すぎてもいけないでしょう。難しいものであると理解しつつ、その人、その家族の最善を協働して探索する事が重要になると思います。

 

駄文になりましたが、引き続き研修への参加や資料の収集をしていこうと思います。

 

 

今日のコロナ

 

6日はこれまでに全国で1323人の感染が発表されています。また、北海道で15人、沖縄県で2人、神奈川県で2人、静岡県で2人、兵庫県で1人、千葉県で1人の合わせて23人の死亡の発表がありました。

国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め16万2240人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて16万2952人となっています。

亡くなった人は国内で感染した人が2351人、クルーズ船の乗船者が13人の合わせて2364人です。

広島県でも急増しており50人を越えました。

皆様ご注意ください。

てるてるぼうず訪問看護リハビリステーション
〒731-0103 広島県広島市安佐南区緑井2丁目5-21-201
TEL:082-962-9258 FAX:082-962-9259

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